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【医師が解説】シミを根本から治す「3つのメカニズム」と土台作り

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診察室で、「このシミ、レーザーで手っ取り早く取ってください」というご要望をいただくことがよくあります。

お気持ちは痛いほど分かりますが、結論から申し上げますと、シミは「単にレーザーを当てるだけ」では根本的な解決にはなりません。
吉祥寺の美容皮膚科(保険診療併設)である当院では、今あるシミを「単なる表面の汚れ」ではなく、複雑に絡み合った複数の原因からアプローチしています。

今あるシミができている「3つのメカニズム」

シミを根本から治療するためには、まず「なぜそこにシミがあるのか」を知る必要があります。シミは以下の3つの原因が重なって発生しています。

シミ発生の3大メカニズム
  1. 紫外線のダメージ
    紫外線を浴びると、肌の奥にある「メラノサイト」という工場から、シミの元となるメラニン色素が作られます。これが全てのはじまりです。
  2. ターンオーバーの遅れ
    本来、作られた色素は肌の生まれ変わり(ターンオーバー)とともに古い角質として排出されます。しかし、年齢とともにこのサイクルが遅れると、色素が排出されずに「シミ」という塊になって居座ってしまいます。
  3. シミ工場(メラノサイト)の暴走
    長年のダメージ蓄積により、メラニン色素を作る細胞が過剰に活動し、常に新しい色素を作り続けてしまっている状態です。

なぜ「レーザーだけ」ではダメなのか?

上記のメカニズムを知ると、答えは明確です。

レーザーや光治療は「今あるシミの塊」を砕くのには非常に有効です。しかし、ターンオーバーが遅れたままで、さらに肌の奥の工場がメラニンを作り続けていれば、いくら表面のシミを消しても、すぐにまた新しいシミが現れてしまいます。

本当の意味でシミを改善し、綺麗な状態を維持するためには、以下の「土台作り」をレーザー治療と並行して行う必要があります。

  • 【ステップ1】防御 紫外線対策と「守る」スキンケア 日焼け止めや日傘での対策はもちろん、紫外線のダメージから肌を守ってくれる成分(パルミチン酸レチノールやペプチド等)を含むドクターズコスメを、日常のスキンケアに取り入れることが大切です。
  • 【ステップ2】正常化 ピーリングで「排出」を促す 年齢とともに滞ったターンオーバーを、ケミカルピーリング等で促進させます。肌の生まれ変わりを正常化することで、色素が外に排出されやすい環境を作ります。
  • 【ステップ3】鎮静 内服薬でシミ工場を「鎮静化」させる トラネキサム酸やビタミンCなどの美容内服薬を取り入れることで、体の内側からメラノサイトの過剰な活動を抑え込みます。
※レーザー治療自体を否定するものではありません。レーザーはシミ除去において確かな医学的根拠を持つ優れた治療ですが、「打てば終わり」ではなく、再発を防ぐための肌環境整備が不可欠だということです。

土台を作ってから「光・レーザー」を打つ意味

肌のターンオーバーを促し、新たなシミの生成を抑え込む。

この「肌の土台作り」をした上で、今ある色素を砕いて外に出す「光治療」や「レーザー治療」を重ねること。これが、遠回りに見えて最も確実なシミ治療のロードマップです。

吉祥寺エリアの「かかりつけ美容皮膚科(保険診療併設)」として、当院が単一の機械治療だけでなく、ピーリングやイオン導入、内服薬などを組み合わせた治療を推奨しているのはこのためです。

シミの「結果」だけを消すのではなく、「原因」から治療する。あなたのお肌に本当に必要な治療の組み合わせを、丁寧に診断・ご提案いたします。皮膚疾患も含め、まずはお気軽にご相談ください。

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