吉祥寺の皮膚科・美容皮膚科、もこスキンクリニック吉祥寺本院です。日差しが強くなり、本格的な夏の訪れを感じる季節になりました。 「少しだけだから大丈夫」と思っているその油断が、将来のシミやしわ、たるみの原因になるかもしれません。今回は、皮膚科の視点から「夏の日焼け対策の基本」について簡単にお伝えします。
基本1:日焼け止めは「量」と「塗り直し」が命
日焼け止めは、ただ塗れば良いというわけではありません。効果を最大限に引き出すには、2つのポイントがあります。
十分な量を塗る: 顔全体なら、パール粒2個分が目安です。量が少ないと、表示されている効果(SPF/PA値)が得られません。
こまめな塗り直し: 汗をかいたり、タオルで拭いたりすると日焼け止めは落ちてしまいます。2〜3時間おきに塗り直す習慣をつけましょう。
特にニキビができやすい方は、オイルフリーや「ノンコメドジェニックテスト済み」と書かれた製品を選ぶのがおすすめです。
基本2:「塗る」以外の対策も忘れずに
日焼け止めだけに頼らず、物理的に紫外線をカットすることも非常に重要です。
日傘、帽子、サングラスを活用する
UVカット機能のある衣類を選ぶ
日差しが最も強い時間帯(午前10時〜午後2時頃)の長時間の外出を避ける
これらの工夫を組み合わせることで、紫外線対策はより万全になります。
基本3:もし日焼けしてしまったら?
うっかり日焼けしてしまったら、まずは「冷やす」ことと「保湿」を徹底してください。冷たいタオルで肌のほてりを鎮め、低刺激の化粧水やクリームでしっかり潤いを与えましょう。
水ぶくれができるなど、症状がひどい場合はやけどと同じ状態です。我慢せず、お早めに皮膚科にご相談ください。
当院の美容皮膚科では、日焼け後の肌ダメージを回復させるためのビタミンCイオン導入や、シミ予防のための内服薬処方も行っております。
正しい紫外線対策で、健やかな肌を保ちながら夏を楽しみましょう。 お肌のことでお悩みがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。